「ねえ おじさん それ なあに つえなの」
「たばこなの?」 「ストローなの?」 「笛なの?」 「花火なの?」 「やっぱりつえなの」
五味太郎の絵本で
『おじさんのつえ』という素敵な本があります。
あたしにとって世界はおじさんのつえであり、そして君がおじさんになる。
なんにでも変わる。どこへでも行ける。
五味太郎の絵本は
カラーインクのほんの少しだけ混ざったところや、繊細な白抜きの部分や、ビビットな色と黒との印象的な配色、
真剣に世界と遊ぶことや、気持ちよく言い切った疑問の言葉など、
本当に素晴らしい表現があります。
是非あらためて読んでみてくだされ。うれしい気持ちになれると思います。